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2012年1月17日火曜日

デレクの「どうでもいいけど」

いつもなら毎週火曜日は「デレクの予告」のコーナーだけど、今回はデレクの映画関係のニュースについて考える、デレクの「どうでもいいけど」。

最近知ったニュースなんだけど、なんだかアメリカで映画、音楽会社とインターネット関連会社の間で戦争が起きてる。

問題の発端は、映画や音楽コンテンツいわゆる知的財産が違法にアップロードされていること。基本的には違法にアップロードされたコンテンツを撤廃して、資産を守っていこうっていうのが趣旨なんだけど、それがちょっと行き過ぎになっている。


アメリカレコード協会とアメリカ映画協会を中心に押し進められているSOAP(Stop Online Piracy Act(オンライン海賊行為を止めよう法))とPIPA(Protect IP Act(情報資産を守ろう法))。この法案が可決されるとどうなるか。

映画、音楽会社は、違法にコンテンツがアップロードされているサイトを取り締まりたいのに、ほとんどがアメリカ国外のサイトのため手が出せない。だからこの法案では、政府や会社がインターネットプロバイダーにこういったサイトに行けないようにブロックできたり、
アメリカベースのインターネット検索サイトから違法なサイトのドメインのリンクを削除するように訴えたりできる。
違法なサイトのドメインから、広告を載せれなくなどして、収入源をなくし、廃業(?)においやる。

この法案に対して、ほとんどのネット関連の会社は反対してる。Google、Facebook、Yahoo!、Twitter、Amazon、eBayなどなど。
もしこの法案が通れば、コンテンツ所有の会社が「このサイトは、ちゃんとフィルタリングしてない」と思えば、そのサイトを閉鎖できるだけの権力が与えられる事になる。
例えばYoutube何かだと、映画やテレビ番組、音楽のアップロード、FacebookとかブログサイトのTumblrでアップロードした写真などが、知的財産を侵害してるとか言われて、訴えられたり。

まぁ、そういうのもあるけど、Youtubeではビデオブログとか、個人のアーティストの作品とか、そういう表現の場所でもあって、それをなくすことは、表現の自由を奪う事だし、そんな権限をコンテンツ会社が持つのも馬鹿げてる。

最初に戦争が起きてるって言ったのは、ネット会社が抗議の1つとして、the Nuclear Option(最後の選択)というのがある。
それは、ある日突然、GoogleやTwitterが全く利用できなくなるというもの。SOAP、PIPAがどういったものか知らしめるためにやるかもしれないという。

もし、明日突然、そういったサイトが使えなくなったら、どうしよう。Facebookはチェエクできない。メールはGmail使ってるから、見れない。最近つぶやいてないけど、つぶやけない。Googleマップも使えない。よく何分で目的地に着くか調べるから、まじで困る。このブログも当然見れない(そんな大事なことじゃないねw。)


そして、Wikipediaもデモとして、明日水曜日(1月18日米国東部時間0時から19日0時まで(日本時間だと18日の午後2時から))英語のWikipediaが使えない。(レビュー書くとき、英語のウィキ使うから、どうしようかなと思っていたら、使えないのはアメリカからのアクセスだけみたいだから、ちょっと安心w。っと思ったら、やっぱり全世界だった。明日どうしようw。)

結局、一番悪いのはコンテンツが違法にアップロードされいることなんだけど、自由が命のインターネットから自由を奪い取るのは間違ってる。アメリカの映画、音楽会社は、海賊行為を止めて、消費者がもっと正規の所から購入してもらえる他の方法を探すべきだし、もっといったら映画、音楽産業より、インターネット産業の方が規模が大きいんだから、海賊行為は目をつぶるぐらいの勢でいないと。

映画の中の英語

今回は、映画じゃないけど、今日のブログで出てきた、英語。

piracy: 海賊行為
act: 法律
intellectual property(IP): 知的財産
nuclear option: 核の選択から、転じて最後の選択
bill: 法案
approve: を可決する

デレクのどうでもいいけど

知的財産のことで言えば、毎週火曜日の映画の予告に字幕を勝手に付けたり、映画の中の英語でセリフを載せたりするのは、どうなんだろうなと思いながら、来週はアメリカン・パイ、シリーズの新作に字幕を付けて紹介しますw。

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