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2012年8月31日金曜日

The Five-Year Engagement(日本未公開)



2012年アメリカ映画
監督:ニコラス・ストーラー
上映時間:124分
ジャンル:ロマンティック・コメディー

監督の主な作品は、「伝説のロックスター再生計画!」、「ザ・マペッツ」では脚本を担当。出演は、ジェイソン・セガール。ヒロインには、エミリー・ブラント(「プラダを着た悪魔」、「アジャストメント」などなど。一応この3人は「ザ・マッペツ」で共演(?)してるから、そこで仲良くなったのかもねw。

さらっとあさすじ

シェフとして働いてるトム(ジェイソン・セガール)と心理学の博士号を持つバイオレット(エミリー・ブラント)は幸せなカップルでサンフランシスコで暮らしていた。二人が出会ったニューイヤーズ・パーティの一年後トムはバイオレットにプロポーズし、二人は婚約する。婚約パーティの席で、トムの友達とバイオレットの妹スージが関係を持ってしまい、その後妊娠してることがわかり、トムとバイオレットより先にできちゃった結婚。また、バイオレットはミシガン大学の心理学部での仕事が決まり、とりあえず結婚は先延ばしにして、ミシガンに引っ越すも・・・

映画の最初のシーンで、ケーブルカーが出てきたときは、もしかして舞台はサンフランシスコ?とか思って期待してるとやっぱり、サンフランシスコで、それだけでテンション上がったw。やっぱりサンフランシスコはいい。帰りたいw。アレックスとスージーの結婚式は、Palace of Fine Artsの前でやってたし、普通に観光客がバックで見てるしw、と結構サンフランシスコの美しい町並みも見れる点も良いかと。

感じのストーリーの方は、ほんとに典型的な最近のラブコメ。男の方は、コメディアンだし。ただ、ハリウッドのラブコメだからこそ、ハッピーエンドは前提でスッキリさっぱり気楽に見れる。それにアメリカらしいカップル/結婚事情なんかもわかるし。まあヒロインはイギリス人なんだけどw。

日本の事情はわからないけど、アメリカは本当に遠距離が多い。まぁ、今回は遠距離の映画じゃないんだけど、言いたい事は、2人ともお互い自分のキャリアとかがあるわけで、もし自分は今住んでる街で仕事してても、相手が他の場所で仕事があったりすると、もう遠距離かどっちかが自分を犠牲にしなきゃいけない。この映画では、トムはサンフランシスコのレストランでスー・シェフをしていたけど、婚約してバイオレットが自分のしたい仕事が見つかるけど、それは遠く離れたミシガンだった。トムは、バイオレットを愛してたから、彼女には平気なふりして、自分を犠牲にして(映画で犠牲という言葉が何回も出てくるw。)一緒にミシガンに引っ越して、彼女はキャリア積んで人生が充実するんだけど、ミシガンでトムのレベルの仕事はないから、仕方なくサンドイッチ屋で働くようになる。結局、自分のキャリアとかを同じ場所でつめるのが一番だけど、できない時は、どっちかが、妥協するしかないっていう現実。それか別れるしかない。仕事か愛かみたいな。

あと、バイオレットは心理学部だから、いろいろ実験とかするんだけど、ドーナツの実験があって、被験者は部屋で心理テストの説明を待っている、そして部屋に担当の人がくると、テーブルにドーナツがお菓子で置いてあるけど、一日古いからまた後で、新しいのもってくると心理テストの説明の他に何となく付け足す。それで、誰がその新しいドーナツを待たずに、古いのを食べて、食べた人は簡単にいうと、負け犬。仕事や結婚生活が上手くいかない人っていう結果になる。(ほんとかどうかは、わからないけどw。そして、俺なら食べるw。)

それで、間違いなくトムがドーナツのテストやるなと思ってたら、案の定やって、結局トムは食べるわけ。それが、このドーナツのやつが後々、良い感じになるんだけどw。トムは古くたって、おいしいドーナツはおいしいし、新しいドーナツが本当に来るかどうかわからない、みたいな。結構、ただラブコメと思ったら深くて、ぐっときたちょっと目がウルウルしたし。

映画の中の英語


今回は、映画のキーワードを

martyr: 殉教者、絶えず苦しむ人
自分を犠牲にするってこと。

他には、
stale: 新鮮じゃない(フレッシュの反対)stale donuts とか
on the verge: は限界でもうこれ以上できない、みたいな on the edgeとも。
verge/edgeで縁とかだから、縁の上歩こうとするとバランスとるの大変だし、いつ落ちるかわからないし、みたいなw
Derek’s Movie Review: 8/10

前に、ウルウル回数とかブラッド回数とかも、書こうと思ったけど、見てる時は忘れてた。
ブラッド回数はたしか、3回。ほんとに冗談みたいな表現だけど、最初の指の第一関節を包丁で切るシーンはちょっとビックリしたw。

2012年8月18日土曜日

テイク・ディス・ワルツ/Take This Waltz



テイク・ディス・ワルツ

2011年カナダ映画
監督:サラ・ポーリー
上映時間:116分
ジャンル:ロマンス・コメディ・ドラマ

デレクの予告で紹介した作品。



さらっとあらすじ

フリーライターのマーゴ(ミシェル・ウィリアムズ)がダニエル(ルーク・カービー)に出会い、優しい夫ルー(セス・ローゲン)がいながらも、心と現実のギャップを埋めようとしてしまう恋愛映画。

カナダ映画とあって、男性陣はカナダ出身の俳優が。セス・ローゲンはコメディアンだし、彼が笑うとこっちまで、何かおかしくなるw。彼の出演してる映画は、ほとんどコメディーで、恋愛映画は、どうかなと思ったんだけど、彼の暖かくて優しい感じが、マーゴを一生愛してくれそうで、ルーのキャラクターと彼のイメージがぴったりで、かなり良かった。しかも、悲しんで憤る演技はけっこう説得力あって、意外な一面。ニヤってすると、元に戻るけどw。

たぶん、映画のテーマは人生の溝なんだどけ、マーゴとルーは愛し合ってて幸せだったんだけど、マーゴが観光パンフレットの取材中にルーとは正反対なダニエルに出会って、飛行機で席が隣どうしで、そのあたりから、ちょっと気になる存在。空港のタクシーで一緒に乗るんだけど、実は家が近所。タクシーの中でもいい感じで。タクシーがマーゴの家に着いた時、彼の方も自分に気があるのがわかったのか、結婚してることを伝える。だけど彼が(斜め前)お向かいさんで、意識していたのが、だんだん会うようになって、回数も増していって。

ルーは全くそんなこと知らないし、マーゴを心から愛してる。マーゴもルーを愛してるけど、不満と言うか、気持ちが行き違うことも会って、そういうのがあって、ダニエルに会ってしまうのかも。

そういう所が上手く表現されてて良かった。

何か、思ったより難しい内容。たぶん、結局人生にある溝は埋まらないってことだと思う。シャワールームで、おばさんが、新しいものも古くなるっていってたし、マーゴとルーのトイレのカットも、構図同じでルーであったし。 最後のカメラが回転するやつは結局よくわからなかったけど。あれは謎w。

1つ演出で、何か微妙と思ったのは、マーゴが室内の窓側のテーブルに座って、ルーはポーチのイスに座ってるシーン。部屋には音楽が流れてて、マーゴ側から、ルーを見る時は、音楽が流れるんだけど、ルー側から、マーゴを見る時は、部屋の音楽が全くない。窓は閉まってるし、2人の心の温度差が表現されてるけど、小さな音で音楽はあったほうが良かったかも。音量が0と100で何か急な感じだし、別のシーンで窓越しに話すシーンがあったから矛盾。

何でもそうだけど、ずっと一緒にいると、相手の優しさを忘れちゃう。失って気づくことってよくある。最後の方は、それでちょっと目がウルウルしたw。

デレクのどうでもいいけど

映画はR-15だけど、車にはねられて、足がちぎれるといった変な驚きはなくて、性描写で引っかかったと思われますw。というか、ドラゴンタトゥーの時も思ったけど、セックスシーンのマスクは、まじで止めて欲しい。映画の雰囲気がぶち壊しだろ。隠すなら、シャーワールームの方もやれよw。何か法律がよくわからん。

Derek’s Movie Review: 7/10

2012年8月15日水曜日

ドリーム・ハウス/Dream House



ドリーム・ハウス/Dream House

2011年アメリカ映画
監督:ジム・シェリダン
上映時間:92分
ジャンル:ホラー・スリラー

監督の前作はジェイク・ギレンホール出演の「マイ・ブラザーズ」。出演はドラゴン・タトゥーのダニエル・クレイグ、ナオミ・ワッツなど。

どうでもいいけど、監督のジム・シェリダンはアイルランド人だそうで、アイルランド人は好きですw。

さらっとあさすじ

ウィル(ダニエル・クレイグ)は家族を優先するために仕事を辞め、郊外にドリーム・ハウスを購入。そこで、奥さんと娘2人で幸せな暮らしが始まるはずだった。しかし、住み始めてからウィルはその家で父親に家族が皆殺しにしたと思われてる事件が起こっていた事を知る。そして、その父親は、証拠不足で釈放になっていた。

何か、トマトだと6%の評価で、見るのどうしようかと思ったけど、まぁ、あんまり当てにならないし〜と思って見てみたら、かなり良かったw。

最近のホラー/スリラーでアメリカのレーティング「R」(17歳未満は親の同伴が必要)が当たり前の中、残虐なシーンもなく、この作品は「PG-13」で13歳未満の子供には不適切かも、みたいなやつで、ホントに俺に最適な映画w。たぶん世間一般的には、もの足りなくて、評価が低いのかな?でも、ほんとにこれぐらいが、ちょうど良い。ビックリして飛び上がるシーンは、何回もあったしw。目を覆うようなシーンもなし。血とか嫌いな人は、安心して観れますw。

最近、観たダニエル・クレイグと言えば、ドラゴンタトゥーだけど、映画の前半のダニエルの髪が、何かサラサラしすぎて、違和感w。途中からいつもの感じに戻るけど。

ホラーって怖いから、あんまり観ないけど、やっぱ映画の最初は、何か幸せな感じのシーンが続いて、「あー、これがいかに崩壊するかなんだぁ」とか思ってしまった。そして、冒頭から結構変なカットというか、意味ありそうな感じのカットがちょくちょく入ってくる。
そして、映画の途中で、いきなり唖然となる出来事が起きて、一瞬にして、つまらない映画になっと思うかもしれないけど、それは、間違えで、とりあえずちょっと耐えるべし。すぐに後半に向かって考えが変わるはず。

俺は、ささいなシーンで目がウルウルしちゃうけど、最後は目に涙の感動するエンディングで、ほんと久々に「観て良かったホラー」w。

ということで、
Derek’s Movie Reviews: 8/10

デレクのどうでもいいけど

日本でも、アベンジャーズの公開が始まりましたね。今のところ、「アバター」、「タイタニック」に続いて世界興行収入歴代3位の14億ドル(約1120億円)。さすが。しかも、その内の約40%はアメリカ国内の売り上げなので、アメリカでの人気のほどがうかがえる。日本でも宣伝に力を注いでるみたいだけど、どうなるかな。

観ようと思ってる人は、アベンジャーズのレビューにも書いたと思うけど、アイアンマン1、2とマイティー・ソーは必ず観てから、映画館に。あと、マイティー・ソーではエンドロールの後のシーンも重要。

2012年8月1日水曜日

少年は残酷な矢を射る/We Need to Talk About Kevin





少年は残酷な矢を射る/We Need to Talk About Kevin

2011年アメリカ映画
監督:リン・ラムジー
上映時間:112分
ジャンル:スリラー・ホラー

ライオネル・シュライヴァーの同名小説の映画化。

さらっとあらすじ

エヴァとフランクリンの間にある日子供ができる。ケビンと名付けられた男の子は何故か母親エヴァを生まれたその日から、憎み、赤ちゃんのときは、エヴァと一緒の時は一切泣き止まない。少し大きくなってもエヴァといる時だけ反抗。父親フランクリンに話し手も、取り次いでくれない。それでもエヴァは彼女を嫌うケビンを大事に育てるのだが・・・。

話は、エヴァのフラッシュバックを通して語られる方式。

まぁ、いきなりだけど、俺は嫌いですw。

何か、思った以上にホラー要素が強い。映画の始まりは、エヴァがどっかヨーロッパのトマト祭りにいるシーンなんだけど、みんな真っ赤なトマトを体中に浴びて、見た目は血だよね。その後も血のような表現は続くわけ、エヴァの家や車に赤いインクがかけられるし。

最初は、エヴァがどうして、そんな嫌がらせされて、ぼろい家に住んでるのとかは、わからない。回想ではフランクリンと幸せ一杯のシーンで始まるのに。ただ何かが起こったのはわかる。そして、映画が進むに連れて、その何かの関係する人物が出てきて、徐々に真相に近づいていく。

徐々に明らかにされてく感じをドラマに上手く混ぜ追わせてるのは良いんだけど。嫌いな理由はケビンw。

これ言ったら元も子もないけど、母親エヴァを嫌うケビンがただ単にウザい。赤ちゃんの頃は、まぁただ泣いてるだけだったけど、ちょっと大きくなると、もうエスカレートして食べ物は、投げ散らかすし、超反抗的な態度だし、最後の最後までこんな調子で、何なんだこの映画ってなる。「少年と自転車」を思い出した。それに母親エヴァもあそこまで、されてまだケビンを愛してるっぽいから謎。とにかくその点が理解できなかった。

ホラー/スリラーの要素や、ティルダ・スウィントンの演技、映像の表現は良いけど、根本的なストーリーがどうも俺には向かない。

ということで、
Derek’s Movie Review: 4/10
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