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2011年7月14日木曜日

アンブレイカブル/Unbreakable


2000年アメリカ公開。監督は前回に引き続いて、M・ナイト・シャマラン。主演はこの作品の前のシックス・センスに続き、ブルース・ウィルス。そして、サミュエル・ジャクソン。あらすじは、ブルース・ウィルス演じるデイヴィッドが悲惨な列車事故に遭うものの、彼だけが生き残る。しかも無傷で。そして、それを知った生まれつき骨がもろい病気を持つイライジャが彼に意味深なメッセージを残し…



Derek’s Movie Review: 8/10


ジャンルはスーパーヒーロー・ドラマ。最近落ち目のM・ナイト・シャマランだがこの頃の映画は、とても面白い。スーパーヒーローを題材にしてるけど、アメコミ映画とは違い、シャマランらしい少し奇抜なストーリーになっている。そして、最後は衝撃の結末w。
映画でも小説でもストーリーがあるものは、予想通りになることは良くない。先が読めてしまったら、普通つまらない。でも、この映画の面白い所は、わざと観客に次に何が起こるのかを予測させる事で、ハラハラ度を上げる事が出来てる点だ。それが起こる最初のシーンが階段でのものだが、どうなるか予想できるためにイライジャが階段を下りるだけで、ハラハラさせられる。また、全てが予想通りではなく、思わせておいて、そうならないとかもあるから、毎回新鮮な驚きや安堵感が得られる。よく考え込まれた優れたストーリーだと思う。映画の冒頭のセリフで、結末は思ってもみなかったものになるといったものがあったが、この映画自体の結末の展開を臭わせるものでにくい演出w。

この映画のテーマはスーパーヒーローなんだけど、もっと突っ込むと、善と悪はお互い依存し合ってるということ。シャマランが言うには(たぶん)善は悪なしに存在できず、また悪は善なしでは存在できない。まぁ、言われれば当然のことだけど、そういうことが題材と言うか、ベースに持ってる映画は面白いのかもね。ダークナイトしかり、ハリーポッターしかり。哲学的で俺は好きですw。

前回のレビュー、エアベンダーでも気づいた事だけど、シャマランはロングショットが好きみたい。他の作品を見たのが昔過ぎてどうだったか忘れたけど、たぶん他の作品でもよく使われるのかな。ロングショットって緊張感やライブな感じが増す代わりに、下手すると観客の集中力を切らす危険性もはらんでると思うから、ただやれば良いってわけじゃない。でもこの映画では効果的に使われてる。格闘シーンなんかのロングショットだと迫力のある映像は難しい。理由は色々なアングルから撮れないから。でも、ここの格闘シーンではむしろ、アングル固定でロングショットなことで、相手を窒息させることを生々しく、そしてデイヴィッドの能力を上手く表現できてると思う。
印象に残ったカメラワークは最初の列車でのツーショット。あんな座席と座席の間の隙間から撮るなんてw。逆さまのショットがよくあったけど、あれが何を意味していたのかはわからなかったw。

映画の中の英語


今回は、映画の冒頭の列車の中のシーンから。デイヴィッドと隣に居合わせたスポーツエイジェントのケリーとの会話。

ケリー:Do you like football?
デイビッド:Not really.

Not reallyは別に〜、あんまり、とかいう意味で使われます。まぁ基本は「いいえ」のくだけた感じで。Noだけじゃなくて、not reallyとかも使えるとカッコいいですねw。
どうでもいいけど、シャマランこの映画にも出てるねw。

さらにどうでもいいけど、ハリポ週末見たいけど、混んでるよね。予約もいっぱいかも。来週で良いか。



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